
今週末の8月16日(日)、札幌競馬場でG2・札幌記念が行われる。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[2/3ページ]
——————————
有力馬の前走評価①
■アドマイヤテラ
開催日:2026年5月3日
レース:京都・天皇賞(春)(芝3200m)
着順:3着
道中のポジションは、想定よりも後ろの中団後方寄り。さらには勝負どころで追い出されてからの反応も若干鈍い。
満を持して外へと持ち出された直線で伸びてはきたが、先に抜け出したクロワデュノールとの差はジリジリとしか詰まらず。最後はヴェルテンベルクにも交わされ、差せず差されの形で3着。
長距離適性の高さは見せたが、G1で勝ち切るためには決め手の面でもうワンパンチ足りない印象。今回は中距離戦での追走が鍵となりそう。
■エコロヴァルツ
開催日:2026年4月5日
レース:阪神・大阪杯(芝2000m)
着順:14着
五分のスタートから中団を追走。終始勝ち馬のクロワデュノールとほとんど同じ位置から競馬をしていたが、勝負どころで馬なりで上がっていった勝ち馬に対して、早々に鞍上の手が激しく動く厳しい展開。直線に向いたときにはもう余力がなく、最後はズルズルと後退しての14着大敗。
前年は4着に好走していたレースだけに、舞台適性の問題とは思えない。たしかにG1で相手は強かったが、自らの力を出し切っての敗戦とは思えないレース内容。


