
今週末に行われるG2・青葉賞。世代の頂上決戦・日本ダービーにつながる注目の一戦だ。本記事では、開催を目前に控えた、各出走馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から整理し、分析する。各項目は【1〜10】のスコアで評価し、有力馬を一覧表で比較することで、それぞれの強みと不安要素を明確にしていく。[3/3ページ]
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各馬の評価②
タイダルロック
前走:7
血統:8
騎手:6
中団からレースを進めて、4角での手ごたえも良く映った。ただ、直線では前が若干壁になって追いづらい形での4着。芙蓉ステークスに京成杯と、内めに押し込められる競馬が続いている。外めをスムーズに伸びてきていれば、皐月賞の権利獲得はあったかもしれない。
血統面は、父がモーリス、母がアースライズという血統。母は牝馬3冠路線を皆勤しており、フラワーカップ2着の実績を残した馬。そして叔父には昨年のダービー馬クロワデュノールがおり、筋の通った血統馬。
騎手に関しては、前走の弥生賞に引き続き、3度目の騎乗となる三浦騎手の手綱。昨年は53勝を挙げて全国リーディング19位に輝いており、6点評価となっている。
ノーブルサヴェージ
前走:8
血統:6
騎手:9
上位人気2頭を前と後ろに置く形でレースを進めると、2着馬が浮上してきたのに呼応するように前を捕まえての押し切り勝ち。今年の中山は高速馬場ではあったが、勝ち時計は過去10年で2番目の好時計。速めの流れで引っ張った3着馬がすぐに勝ち上がったのも好印象。
血統面は、父がリオンディーズ、母がアグレアーブルという血統。母は芝1800mで2勝を挙げた馬でシルクレーシングゆかりの馬だが、兄弟や叔父叔母に重賞馬は不在。
騎手に関しては、今回が初騎乗となるレーン騎手の手綱。これまでJRA・G1を6勝している実績から、9点評価となっている。
ブラックオリンピア
前走:10
血統:10
騎手:9
好スタートから、行きたい馬を行かせての3番手追走。直線では勢いをつけて上がってきた2着馬に一旦迫られるも、追い出してからは再び突き離しての2馬身差快勝。2着馬はG1で4着に入った実績馬でもあり、価値は高い。
血統面は、父がキタサンブラック、母がピノという血統。母は豪州馬で芝2500mのG1馬であり、その母ディゼルも豪州G1馬。両親ともにスタミナ豊富なタイプで、条件も合いそう。
騎手に関しては、前走のアザレア賞に引き続き、5度目の騎乗となる川田騎手の手綱。昨年は105勝を挙げて全国リーディング6位に輝いており、9点評価となっている。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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