
今週末に行われるG1・皐月賞。牡馬クラシック第一弾となる、大注目の一戦だ。本記事では、開催を目前に控えた、各出走馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から整理し、分析する。各項目は【1〜10】のスコアで評価し、有力馬を一覧表で比較することで、それぞれの強みと不安要素を明確にしていく。[3/3ページ]
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各馬の評価②
パントルナイーフ
前走:8
血統:10
騎手:10
中団追走も、直線で追い出されてからは若干モタついているような感じに映った。それでも、外からゾロアストロが来たのに呼応するように伸びて競り勝ち、上がり3Fは32秒9。切れ味だけでなく、勝負根性の高さも見せたレースであった。
血統面は、父がキズナ、母がアールブリュットという血統。母は芝1200m〜1800mで4勝を挙げた馬であり、全兄にパラレルヴィジョン、叔父にメートルダールなど重賞勝ち馬がいる。まさに、キャロットファームゆかりの良血馬というイメージである。
騎手に関しては、前走の東京スポーツ杯2歳ステークスに引き続き、4度目の騎乗となるルメール騎手の手綱。昨年は140勝を挙げて全国リーディングに輝いており、10点評価となっている。
リアライズシリウス
前走:9
血統:8
騎手:7
道中は2番手追走だったが、逃げ馬が早々に失速したこともあり、残り400mで先頭へと立つ。この馬を目標に後続が追い詰めるも、最後は辛くも押し切っての勝利。右回りがどうかという点はあるが、切れ味勝負では見劣るぶん中山は合いそう。
血統面は、父がポエティックフレア、母がレッドミラベルという血統。母は芝1800mで勝利を挙げており、叔父にはアルゼンチン共和国杯勝ち馬のルルーシュ。母系は距離が延びてこその血筋である。
騎手に関しては、前走の共同通信杯に引き続き、5度目の騎乗となる津村騎手の手綱。昨年は51勝を挙げて全国リーディング20位に輝いており、7点評価となっている。
ロブチェン
前走:10
血統:7
騎手:9
1頭抜けたトップスタートから、中団まで控える競馬。直線でもジリジリと脚は使っているが、差せず差されの3着。やはり東京がベストではないにせよ、上位2頭とは秒差なし。今年初戦としては、文句なしの滑り出しとなった。
血統面は、父がワールドプレミア、母がソングライティングという血統。母は中央未勝利であるが、その母エンバーズソングはカナダ産馬。オールウェザーの重賞で3勝を挙げた実績馬である。
騎手に関しては、前走の共同通信杯に引き続き、4度目の騎乗となる松山騎手の手綱。昨年は128勝を挙げて全国リーディング3位に輝いており、9点評価となっている。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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