
今週末の4月11日(土)、阪神競馬場でG2・阪神牝馬ステークスが行われる。ヴィクトリアマイルを目標とする有力馬が集う注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■カピリナ
開催日:2026年1月12日
レース:中山・ニューイヤーステークス(芝1600m)
着順:1着
評価:9
2戦連続のマイル戦とはいえ、短距離路線で走ってきた馬だけに、道中は頭を上げて行きたがる素振り。それでも中団のインコースでなんとか落ち着かせると、内ラチピッタリを回るロスのない競馬。最後も抜け出した人気2頭を、内から差し切っての勝利。
横山典弘騎手のベテランの味が光る騎乗も完璧だったにせよ、マイル戦2度目でキッチリと対応。しかも牝馬57キロを背負ってのものであり、かなりの価値はある。今回は少頭数てさらに捌きやすい面もあり、メンバーは強化されての試金石とはなるが、通用しても不思議はない。
■カムニャック
開催日:2025年10月19日
レース:京都・秋華賞(芝2000m)
着順:16着
評価:5
外枠だったこともあって前に壁を作れず、道中は引っ掛かりっぱなし。意図的に動かしていった勝ち馬とは対照的に、意図せずいつもより前のポジションとなってしまった。逃げ馬が2着に粘り込めるようなミドルペースだったにも関わらず、直線入り口では早くも手綱が激しく動いて後退し、16着に大敗した。
敗因はレース前のイレ込みとハッキリしているが、肝心のその原因がハッキリしない。もちろん力負けではないので、巻き返す可能性は大いにあるが、一般的に牝馬は立て直すのが難しいと言われている。阪神1600mの舞台も合っているとは思えず、評価しにくいことは間違いない。
■ラヴァンダ
開催日:2026年2月10日
レース:東京・東京新聞杯(芝1600m)
着順:2着
評価:10
マイルチャンピオンシップではかかり気味に先行したが、打って変わって中団やや後ろのインコースを追走。すると直線でも外に出すことはせず、内にこだわった進路取り。下がってきた逃げ馬のさらに内となるラチ沿いを伸びて、2着まで浮上した。
本来速い上がりが使えるタイプであり、やはり理想は末脚を溜めての直線勝負。詰めて使うとテンションが上がりやすいこともあり、ひと息入れての臨戦過程もベスト。マイルチャンピオンシップは崩れたが現実駆けタイプであり、G1馬組と1キロ差があれば好勝負必至。


