
今週末の4月5日(日)、阪神競馬場でG1・大阪杯が行われる。中距離路線の実力馬が集結する大注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬なのだろうか。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■ダノンデサイル
開催日:2025年12月28日
レース:中山・有馬記念(芝2500m)
着順:3着
評価:7
序盤は中団追走から、3〜4角で外を回って進出。直線では、先に抜け出したコスモキュランダを目標にして懸命に追うも、思うように差は詰まらず。
さらには、その外から一気に伸びてきたミュージアムマイルにまとめて差し切られての3着。
もちろん有馬記念で相手も強いのだが、一番スムーズな競馬で力を出し切ったにも関わらず、差せず差されの内容は手放しで褒めることはできない。
その上位2頭は今回出走していないが、この馬のジャパンカップ時のパフォーマンスが良かっただけに、それと比較すると若干物足りないものに映った。
■メイショウタバル
開催日:2025年12月28日
レース:中山・有馬記念(芝2500m)
着順:13着
評価:5
1周目のスタンド前では4番手あたりだったが、そこから外へと持ち出して前へと迫り、向正面では主導権を奪う。
ただ、4角ではアドバンテージはほとんどなく、直線入り口でコスモキュランダに並びかけられたときには抵抗できず。直線ではズルズルと後退し、13着大敗となった。
これまでの勝ったレースと負けたレースを見ていても分かるが、4角で後ろにぴったりと張りつかれていた時点でかなり苦しいレースであった。
この馬の場合は、適性うんぬんよりもメンタル次第な面も大きい気はするが、今回の舞台である阪神コースは3戦3勝と抜群の相性を誇る。
■レーベンスティール
開催日:2026年3月1日
レース:中山・中山記念(芝1800m)
着順:1着
評価:7
ハナ濃厚だと思われていたショウナンマグマが発馬で躓き、さらには両側から挟まれて後方からの競馬。
想定と違う形となった中で、この馬はいつもより前めとなる、好位のラチ沿いを確保。開幕週の綺麗な馬場でこのポジションを手に入れたことは大きかった。
前半1000m通過は59秒2とペースは決して速くならず、あとは進路を確保するだけ。直線では、先に抜け出したエコロヴァルツと逃げたセイウンハーデスの間のスペースに馬体を入れると、一気に突き抜けての勝利。
58キロの斤量を背負いながらも後続を寄せつけず、着差以上の完勝。これまでG1では結果が出ていないが、天皇賞(秋)やマイルチャンピオンシップより舞台適性は高そうだ。


