
今週末の3月29日(日)、中山競馬場でG3・マーチステークスが行われる。エスポワールシチーなど後のG1馬を輩出してきた注目の一戦だ。今回は出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬なのだろうか。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■サンデーファンデー
開催日:2026年1月25日
レース:京都・プロキオンステークス(ダ1800m)
着順:2着
評価:8
大外枠からでも積極的にポジションを取りにいき、逃げ馬をぴったりとマークする2番手からレースを進める。直線に入るとすぐに先頭へと立ち、ゴール前まで粘りに粘っての2着。
結果的に2〜4番手が1〜3着となっており、前に有利なペースであったことは確か。それでも勝ち馬より1キロ重い斤量を背負いながら、なかなか交わさせなかったレース内容には、非常に見どころがあった。
改めて力のあるところを見せ、一時期の不振は脱した印象だ。
■ブレイクフォース
開催日:2026年3月8日
レース:中山・総武ステークス(ダ1800m)
着順:1着
評価:6
前半1000mの通過61秒6は決して速い流れではなかったが、それによって4角で馬群が凝縮したことが、この馬にとっては幸いした。一気に前を射程圏内に捕えると、直線では大外を回ってまとめて飲み込んでの勝利。
常に脚は使っている馬であるが、脚質的に展開に左右される面があるのは仕方のないところ。
一般的に追い込み馬はハイペースで真価を発揮するように思われがちだが、緩い流れで先団との差が開いていないというのも、好走パターンのひとつである。
■プロミストジーン
開催日:2026年1月31日
レース:京都・舞鶴ステークス(ダ1800m)
着順:1着
評価:9
東京戦では出脚がつかなかったが、今回は好ダッシュから好位の外めを追走。直線では決して手ごたえに余裕があるようには見えなかったが、逃げ馬を交わしてからは追えば追うだけ伸びるレースぶりで5馬身差の圧勝。
同じように先行して好走した3着馬が、次走でクラス突破を果たしているように、牝馬限定戦とはいえ決してレベルの低いレースではなかった。もちろん試金石の一戦とはなるが、ハンデ差を生かして一発回答があっても不思議はない。


