
今週末に行われるG3・クイーンC。春の牝馬クラシックを目指す有力馬が集まる注目の重賞である。いよいよ今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[3/3ページ]
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各馬の評価②
マスターソアラ
前走:6
血統:6
騎手:9
中団後ろからの競馬となるも、直線で外へと持ち出されると、豪快に伸びての差し切り勝ち。上がり3Fはメンバー中最速32秒8をマークし、とにかく切れる馬。2着馬以降に勝ち上がりがないのは若干気がかりも、再び同舞台なら。
血統面は、父がシスキン、母がマスターワークという血統。母は芝中距離で2勝を挙げており、その母イグジビットワンはイタリアの芝重賞2勝馬。叔父には中日新聞杯勝ち馬メートルダールがいる。
騎手に関しては、前走の新馬戦に引き続き、2度目の騎乗となる横山武史騎手の手綱。昨年は110勝を挙げて全国リーディング4位に輝いており、9点評価となっている。
マルガ
前走:10
血統:10
騎手:7
行き脚がつかずに最後方からの競馬となったが、鞍上は最初から構えることを考えていたような形。直線は離れた外へと持ち出して伸びるも、行った行ったの決着を差し損ねての3着。ただレース上がりを1秒5上回る末脚は、抜群に際立っていた。
血統面は、父がモーリス、母がブチコという血統。母はダート1800mで4勝を挙げたダート馬だったが、半姉にはソダシとママコチャという芝G1馬が2頭。言わずと知れた白毛一族である。
騎手に関しては、前走のつわぶき賞に引き続き、4度目の騎乗となる武豊騎手の手綱。昨年は72勝を挙げて全国リーディング13位に輝いており、7点評価となっている。
モートンアイランド
前走:9
血統:8
騎手:6
好スタートから好位の後ろに控える形。直線では前が壁になるシーンも見られたが、外へと出さずに馬群の中を割って抜け出す競馬で勝利。ゴールに向かって加速するラップを刻めている点にも好感が持て、4着馬は先週のエルフィンステークスで2着。
血統面は、父がモーリス、母がモシーンという血統。母は豪州で芝G1・4勝を挙げた女傑であり、半姉には重賞3勝馬のプリモシーンもいる。馬名も豪州の島から名付けられている。
騎手に関しては、今回が初騎乗となるキング騎手の手綱。これまでJRA・G1を1勝の実績から、6点評価となっている。これは余談だが、キング騎手は豪州に拠点を置いており、血統面とのリンクが非常に感じられる。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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