
今週末、2月8日(日)に東京新聞杯が開催される。今後のマイル路線を占ううえでも、注目度の高い一戦だ。今回は出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬なのだろうか。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■マジックサンズ
開催日:2025年11月23日
レース:京都・マイルチャンピオンシップ(芝1600m)
着順:8着
評価:10
スタートであまり行き脚がつかなかったこともあり、NHKマイルカップと同じく後方からの競馬を選択。その時のイメージ通りに直線の進路取りも内を選択したが、全馬内をあけて走っていたように、このときの京都は外伸び馬場。
馬場の良いギリギリを走れたウォーターリヒトやオフトレイルと違い、さらに後ろから進めたこの馬は伸びないところを走らざるを得なかった。
それでも上がり32秒8で8着まで押し上げているのは評価でき、実は今回のメンバーの中で、一番強いレースをしていたのではないかと感じている。
■ラヴァンダ
開催日:2025年11月23日
レース:京都・マイルチャンピオンシップ(芝1600m)
着順:16着
評価:6
若干引っ掛かり気味に前へと上がっていき、ジャンタルマンタルの直後となる4番手へとつける。アイルランドトロフィーより前めのポジションとなったこと自体は悪くなかったが、前に壁が作れず終始力んだような走り。
直線に入ってジャンタルマンタルに突き離されると余力はなく、次々と交わされての16着大敗となった。
敗因は明快ではあるが、今回は同じことにならないという保証はない。強いて言うならアイルランドトロフィーは8枠から勝利しているが、理想は前に馬が置ける内枠を引くことか。
【番外編】
■エルトンバローズ
開催日:2025年11月23日
レース:京都・マイルチャンピオンシップ(芝1600m)
着順:5着
評価:9
離し逃げを打ったトウシンマカオがいたため、離れた2番手を追走したこの馬が、実質的にハナを切っているようなレース。上がりの速さを見ても分かるように、2番手以降はスローペースだったため、この馬にとって悪くない展開。
ただ、直後にジャンタルマンタルがいたことで直線早めに交わされる苦しい形となり、ウォーターリヒトやオフトレイルと僅差の5着。
元々上がりの速い決着はあまり得意なタイプでもあり、自身の上がり33秒6は精一杯の走りだった。東京でもレース上がりが34秒台となれば、崩れることはなさそう。


