
今週の1月13日(日)に開催される日経新春杯。春のGⅠ戦線を目指す馬たちが集結する注目の一戦だ。今回は出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬なのだろうか。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■シャイニングソード
開催日:2025年10月13日
レース:東京・昇仙峡ステークス(芝2400m)
着順:1着
評価:10
いまだ底を見せておらず、3勝クラスの足止めはいずれもハンデ戦によるもの。前走は少頭数だったとはいえ、上がりの速い東京で後方追走からの差し切り勝ち。ラスト1Fは推定11秒0前後の脚を使っており、こちらはスタミナより切れ味が身上。
京都2400mは舞台としては申し分なく、前走下したメンバーも、少頭数にしては強い相手が揃っていた。ここ3戦の鬱憤を晴らす強い勝ちっぷりで、重賞組を抑えての満点評価。
■ヤマニンブークリエ
開催日:2025年10月26日
レース:京都・菊花賞(芝3000m)
着順:16着
評価:5
菊花賞のラップ構成は、ゲルチュタールで説明済みだが、この馬は先行して苦しくなった馬の1頭。ただ、前の馬には厳しい展開となったのは確かだが、無抵抗に下がってしまったレース内容から、そもそも3000mへの適性にも疑問符がつく部分もある。
2走前は有馬記念覇者ミュージアムマイルに食い下がっており、この条件なら見直しは可能。ただ、2秒4差の16着に敗れた菊花賞の内容は、前走レビューとしては厳しくならざるを得ない。
■ライラック
開催日:2025年11月16日
レース:京都・エリザベス女王杯(芝2200m)
着順:3着
評価:6
4角最後方の位置どりも、直線は力強い伸び脚で3着まで浮上。勝ったレガレイラと同じ上がり最速タイの34秒2をマークし、6歳でも未だ末脚健在なところを見せた。
ただ、レガレイラが前を潰したことで展開がハマった印象を受けたのも確か。もちろんG1・3着というのは評価に値するものではあるのだが、G1馬はレガレイラとステレンボッシュのみというメンバー構成であり、額面通りに受け取れるかは微妙なところ。脚質的に展開待ちな面も否めず、再現度は低そうか。


