
春の3歳G1戦線を目指す牡馬・牝馬が集うシンザン記念。いよいよ今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[3/3ページ]
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各馬の評価②
■ディアダイヤモンド
前走:7
血統:8
騎手:7
スピードの違いでハナを切ると、自分のペースで走っているだけで後続が離れていくというレースで7馬身差の圧勝。強い内容だったが、2着馬以降に勝ち上がりはおろか、その後の未勝利戦で2着となった馬もいない。一気にメンバーレベルが上がり、過信は禁物。
血統面は、父サートゥルナーリア、母スカイダイヤモンズという血統。母は米ダート重賞で3勝を挙げた実績馬。ダート馬という可能性も考えられるが、前走は上がり32秒9の切れ味を見せた。
騎手に関しては、2走前の新馬戦以来、2度目の騎乗となる武豊騎手の手綱。昨年は72勝を挙げて全国リーディング13位に輝いており、7点評価となっている。
■バルセシート
前走:6
血統:10
騎手:7
人気を集めたが、出脚がつかずに後方からの競馬。直線では大外に持ち出すも伸びはなく、前から離された7着に敗れた。上位馬の顔ぶれを見ても、外差しが利かないわけではなかったように感じる結果。スムーズさを欠いたとはいえ、物足りない内容ではあった。
血統面は、父がキズナ、母はマラコスタムブラダという血統。母はアルゼンチンのG1を勝利している実績馬。半姉には阪神JF勝ち馬のレシステンシアがいるが、父がダイワメジャーからキズナとなったことで、どちらかと言うと半兄の京成杯勝ち馬グラティアスに近いイメージ。母・姉ともにG1馬という、紛れもない血統馬。
騎手に関しては、2走前の新馬戦以来、2度目の騎乗となる北村友一騎手の手綱。昨年は73勝を挙げて全国リーディング12位に輝いており、7点評価となっている。
■モノポリオ
前走:9
血統:9
騎手:10
プラス20キロの馬体はさすがに幾分余裕残しではあったが、道中後方追走から脚を伸ばしての3着。上位2頭とは位置どりの差のぶんだけであり、まだ緩い馬体からも伸びしろは十分に感じるレースぶりであった。
血統面は、父リアルスティール、母ミスエーニョという血統。母は米オールウェザーでG1勝ち馬を果たした実績馬。半姉には、昨年のフィリーズレビューを制したショウナンザナドゥをはじめとして、3頭の重賞ウイナーがいる良血馬である。
騎手に関しては、前走のアイビーステークスに引き続き、3度目の騎乗となるルメール騎手の手綱。昨年は140勝を挙げて全国リーディングに輝いており、10点評価となっている。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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