過去に多くのクラシックホースを輩出してきたホープフルステークス。いよいよ今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[2/3ページ]
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各馬の評価①

アンドゥーリル

前走：9
血統：8
騎手：9

　大逃げとなった馬を行かせて、離れた2番手を追走。残り200mあたりで先頭へと立つと若干フワフワした面を見せながらも、後続の追い上げを凌いでの勝利。勝ち時計はラヴェニューの新馬戦よりコンマ1秒遅かったが、こちらも加速ラップを刻んだ。

　血統面は、父サートゥルナーリア、母アンドラステという血統。母は中京記念勝ち馬であり、芝のマイル〜中距離で牝馬重賞戦線を賑わせた馬。同馬はその初仔となっている。

　騎手に関しては、前走のアイビーステークスに引き続き、2度目の騎乗となる川田騎手の手綱。今年はここまで105勝を挙げて全国リーディング6位につけており、9点評価となっている。

ジャスティンビスタ

前走：7
血統：6
騎手：7

　2番手追走だった初戦と違い、中団後方寄りを追走。直線入り口でぶつけられたりしながらも、大外に持ち出すと力強く伸びて差し切った。長く良い脚を使うタイプも、スッと反応できない点は若干気がかり。

　血統面は、父サートゥルナーリア、母ペブルガーデンという血統。母はJRA未勝利馬であり、兄弟や叔父母にも重賞馬は不在。ただ、祖母のワシントンシティはチリのオークス馬である。

　騎手に関しては、前走の京都2歳ステークスに引き続き、3度目の騎乗となる北村友一騎手の手綱。今年はここまで73勝を挙げて全国リーディング12位につけており、7点評価となっている。