
G1馬やG1好走馬が顔をそろえる、今年の阪神カップ。いよいよ今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[2/3ページ]
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各馬の評価①
ジューンブレア
実績:6
適性:5
騎手:7
この馬の実績評価は、かなり難しいところ。前走のスプリンターズステークス2着は素晴らしいのだが、主な勝ち鞍でいうと3勝クラス。重賞勝ち馬などを上位に取ると、6点評価までとなった。
さらに適性面も、阪神コース、1400mともに3歳時のフィリーズレビュー13着のみ。これでは判断ができず、5点評価と厳しい結果に。
騎手に関しては、前走のスプリンターズステークスに引き続き、7度目の騎乗となる武豊騎手の手綱。今年はここまで72勝を挙げて全国リーディング13位につけており、7点評価となっている。
ナムラクレア
実績:9
適性:9
騎手:10
G1勝ちがないことが不思議なほどに、G1で2着3回3着4回という素晴らしい実績。昨年のこのレースでG2制覇も果たしており、ルガルに次ぐ9点評価。
適性面は、阪神コースは勝利こそないが③②⑤②着。1400mも【1-3-0-0】と好相性で、トップと僅差の9点評価。
騎手に関しては、前走のスプリンターズステークスに引き続き、5度目の騎乗となるルメール騎手の手綱。今年はここまで138勝を挙げて全国リーディングトップにつけており、10点評価となっている。



