HOME » 予想情報 » 【中山大障害 能力分析】元トラックマンが有力馬を10段階評価!気になるエコロデュエル、ジューンベロシティの評価は? » ページ 3

障害レース界のチャンピオンを決める中山大障害。いよいよ今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[3/3ページ]
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各馬の評価②

ネビーイーム

実績:8
適性:7
騎手:8

 障害重賞勝ちは、前走の阪神ジャンプステークスが初のタイトルだったが、J・G1でも馬券圏内に入った実績の持ち主。上位2頭に次ぐ3番手の8点評価。

 適性面は、大障害コース⑧③②着に加えて、イルミネーションジャンプステークスでも連対。スタミナ面ではジューンベロシティを上回る7点評価。

 騎手に関しては、前走の阪神ジャンプステークスに引き続き、14度目の騎乗となる小牧加矢太騎手の手綱。今年はここまで12勝を挙げて障害リーディング2位につけており、8点評価となっている。

ピーターサイト

実績:5
適性:5
騎手:6

 春には中山グランドジャンプにも出走したが、オープン勝ちは前走が初めて。さすがにこの中に入ると実績面では見劣っての5点評価。

 適性面も、大障害コースの経験があることはプラスに働くが、前走で中山コース初勝利を挙げたのみ。中山コースのオープンで2度敗れており、5点評価にとどまった。

 騎手に関しては、今回が初めての騎乗となる森一馬騎手の手綱。今年はここまで8勝を挙げて障害リーディング5位につけており、6点評価となっている。

フェーレンベルク

実績:6
適性:9
騎手:7

 オープンクラスを2勝しており、前走は重賞で3着。上位3頭と比較すると見劣るが、ピーターサイトは上回っての6点評価。
適性面は、中山障害コース①①②①という中山の鬼。大障害コース未経験のため、エコロデュエルにはわずかに及ばなかったが、9点評価を獲得した。

 騎手に関しては、前走の京都ジャンプステークスに引き続き、5度目の騎乗となる上野翔騎手の手綱。今年はここまで11勝を挙げて
 障害リーディング3位につけており、7点評価となっている。

【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。

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