
障害レース界のチャンピオンを決める中山大障害。いよいよ今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[2/3ページ]
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各馬の評価①
エコロデュエル
実績:10
適性:10
騎手:6
今年の中山グランドジャンプを制しており、今回のメンバーで唯一のJ・G1馬。当然のことながら実績最右翼であり、文句なしの10点評価。
適性面は、その中山グランドジャンプを含めて、大障害コース③④②①着。安定感抜群の成績であり、こちらももちろん10点評価。
騎手に関しては、前走の東京ハイジャンプに引き続き、13度目の騎乗となる草野騎手の手綱。今年はここまで8勝を挙げて障害リーディング4位につけており、6点評価となっている。
ジューンベロシティ
実績:9
適性:6
騎手:10
J・G1勝ちこそないものの、障害重賞6勝の実績はエコロデュエルを凌ぐ数字。さすがにJ・G1馬に敬意を表して9点評価となったが、僅差の争い。
ただ適性面は、大障害コースで5回走って⑥⑤②④④着。やはりスタミナ面に課題を抱え、6点評価にとどまった。
騎手に関しては、前走の東京ハイジャンプに引き続き、10度目の騎乗となる高田騎手の手綱。今年はここまで20勝を挙げて障害リーディングトップにつけており、10点評価となっている。



