HOME » 予想情報 » 【有馬記念 能力分析】元トラックマンが有力馬を10段階評価!すべての項目で10点を獲得した馬とは…? » ページ 3
2025年エリザベス女王杯を制した時のレガレイラ
2025年エリザベス女王杯を制した時のレガレイラ

日本中が注目する年末の風物詩・有馬記念。いよいよ今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[3/3ページ]
——————————

各馬の評価②

ミュージアムマイル

実績:7
適性:8
騎手:8
 今年の皐月賞を制し、前走は古馬相手の天皇賞(秋)でも2着。G1を複数勝利している馬たちには及ばないが、3歳馬としては十分の7点評価。

 適性面は、その皐月賞を含めて中山コース【2-0-0-1】。2500m未経験のぶん若干割り引いたが、個人的には全く問題ないと考えており、上位2頭と僅差の8点評価。

 騎手に関しては、前走の天皇賞(秋)に引き続き、4度目の騎乗となるC.デムーロ騎手の手綱。これまでJRA・G1を6勝している実績から、8点評価となっている。

メイショウタバル

実績:6
適性:5
騎手:7

 今年の宝塚記念を制した実績があるも、G1での馬券圏内はその1回のみ。ピンかパーかの成績であるぶん、若干割り引いての6点評価となった。

 適性面は、中山コースを一度だけ経験した皐月賞で最下位。コース適性の問題だけではないと思うが、さすがに中山実績が不足しており5点評価。

 騎手に関しては、前走の天皇賞(秋)に引き続き、4度目の騎乗となる武豊騎手の手綱。今年はここまで72勝を挙げて全国リーディング13位につけており、7点評価となっている。

レガレイラ

実績:10
適性:10
騎手:10

 G1馬が揃った好メンバーの中でも、G1・3勝は別格。前年覇者として、挑戦者たちを迎え撃つ形の10点評価。

 適性面も、昨年の有馬記念を含めて、中山コース【3-0-0-1】と抜群の相性を誇る。適性に関しても他馬に並ぶ余地を与えず、文句なしの10点評価となった。

 騎手に関しては、昨年のエリザベス女王杯以来、7度目の騎乗となるルメール騎手の手綱。今年はここまで138勝を挙げて全国リーディングトップにつけており、10点評価となっている。

【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。

【関連記事】
【有馬記念 前走レビュー】有力馬を10段階評価!前走で抜群の内容だったのは天皇賞(秋)組の…
GⅠ有馬記念のデータ分析【レースレコード・過去の結果 – 1980年以降 】
【有馬記念・3連単の高額配当トップ5】年末の風物詩は、やっぱり夢を買いたい!トップは100万円目前…

1 2 3