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2025年キャピタルSを制した時のミッキーゴージャス
2025年キャピタルSを制した時のミッキーゴージャス

今週の12月27日(土)に開催される阪神カップ。G1の常連組が集まる大注目の一戦だ。今回は出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬なのだろうか。[2/3ページ]

有力馬の前走評価②

■フォーチュンタイム

開催日:2025年11月16日
レース:東京・オーロカップ(芝1400m)
着順:1着
評価:6

 後方追走から上がり3F32秒台の脚で差し切った内容は、視覚的なインパクトはかなりのもの。ただ、先行勢が壊滅的なレースで、上位3頭は全て後方待機の外枠勢。さらに2着のレッドモンレーヴとの比較では、斤量差を2キロもらっている中でのクビ差勝利であった。

 もちろん久々を叩いた上積みなども見込める今回は、さらにパフォーマンスを上げてくる可能性も十分に考えられる。ただ前走の内容としては、あの形であれば2着馬にあそこまで迫られてはほしくなかった。

■ミッキーゴージャス

開催日:2025年11月29日
レース:東京・キャピタルステークス(芝1600m)
着順:1着
評価:8

 レースラップが前半4F45秒7-後半4F46秒2。逃げたコンクシェルでもほぼ平均ペースであり、2番手以降は後傾ラップとなっていたレース。実際、2〜4着馬は先行していた馬たちであり、この馬だけが中団から差し込んできての勝利。

 外に持ち出さずに馬群をさばききったレーン騎手の好騎乗もあったが、展開不向きの中で勝ち切った内容は、見た目以上にかなり強いものであった。初の1400mで序盤追走できるかが鍵とはなるが、前走の内容はかなり評価できる。

■ルガル

開催日:2025年11月30日
レース:京都・京阪杯(芝1200m)
着順:2着
評価:8

 前走はG3のメンバー相手とはいえ、ただ1頭59キロを背負いながら、好位から一旦は完全に抜け出す正攻法の競馬。最後は2キロ軽いエーティーマクフィの強襲にあったが、きっちりと2着を確保した。

 今年に入ってからリズムが悪く、なかなか結果が出ていなかったが、前走は明らかに一番強い競馬をしての2着好走。久々に、G1馬の意地を見ることのできたレースぶりであった。今回は久々の1400m戦となるが、前走のようにある程度ペースが流れてくれさえすれば、不発は考えにくい。

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