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2025年新潟2歳Sを制したリアライズシリウス
2025年新潟2歳Sを制したリアライズシリウス

東京大学卒の競馬ライター・鈴木ユウヤが人気馬2頭のうち、真に「買うべき馬」はどちらかを見極める「東大流・GⅠ二者択一」。
今回は朝日杯FS(GⅠ・阪神芝1600m)が対象。デイリー杯2歳Sをレコード勝ちしたアドマイヤクワッズと新潟2歳Sを圧勝したリアライズシリウスの対決に焦点を絞って、「能力評価」と「レース条件評価」の両面から徹底検討する。[2/3ページ]

【レース条件評価】

 どちらも阪神コースは未出走。ただ、右回り経験と輸送距離の観点では関西馬アドマイヤクワッズが一歩リードする。

 また、阪神開催の朝日杯FSは「東京マイルの高速決着」と相関が見られ、東京芝1600mを1:34.3以下で勝ったことがある馬は【4-0-2-0】だ。新馬戦を1:34.1で制したアドマイヤクワッズはこの条件に該当する。

 リアライズシリウスは懸念材料が2つ。まずはゲート。新潟2歳Sは少頭数の外枠ゆえ労せずリカバーできたが、発馬自体は失敗していた。

 新馬戦もゲートそのものはあまり上手でなく、二の脚で挽回した形。出遅れてこれまでのような先行策がとれないリスクはある。

 もうひとつは休み明け。あまりGⅠで休み明けを気にする時代でもなくなってきたが、とはいえ朝日杯FSの過去10年で中10週以上のローテは【0-1-0-15】。サウジアラビアRCより前のレースから直行した馬は結果が出ていない。

 レース条件評価では、減点のないアドマイヤクワッズを上位とする。ただし週末は雨予報。あまりに馬場が悪化するようだと、新馬戦で道悪をクリアしたリアライズシリウスに分があるかもしれない。

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