
東京大学卒の競馬ライター・鈴木ユウヤが人気馬2頭のうち、真に「買うべき馬」はどちらかを見極める「東大流・GⅠ二者択一」。
今回は阪神JF(GⅠ・阪神芝1600m)が対象。野路菊Sを圧勝したアランカールと白菊賞を勝った2戦2勝馬マーゴットラヴミーの対決に焦点を絞って、「能力評価」と「レース条件評価」の両面から徹底検討する。[2/3ページ]
【レース条件評価】
アランカールは野路菊Sでこのコースを経験済み。現状は器用な競馬ができないので大箱がよく、阪神マイルは合っている。
ただしこれまでの2戦は7頭立てと6頭立てだった。18頭立てで再度大外を回ってくるようだと、ここ2戦より格段にロスが大きくなる。その点が不安要素だ。
マーゴットラヴミーは阪神初出走だが、新馬戦で示したように速い脚も使える。コース自体はさほど問題ないと見ている。焦点は中1週。これまでの2戦も折り合いは若干怪しかった。間隔が詰まってメンタル面に悪影響がなければいいが……。
また、日曜の阪神は雨予報もちらほら出ている。道悪になった場合、福島の稍重馬場で消耗戦を制した経験からアランカールはさほど問題ないだろう。
マーゴットラヴミーは2戦とも高速馬場でいいパフォーマンスを見せただけに、雨が歓迎とは言い難い。
ただ、父リアルスティールは道悪を苦にする種牡馬ではなく、ある程度は対応しそうな下地がある。
両者それぞれに不安要素は抱えているが、それが実戦でどれほど影響するかはこのキャリアだと断定できないのが正直なところ。レース条件評価はドローとしておく。


