【鳴尾記念 有力馬診断】◎・△候補を徹底分析!再戦となるオールナットとグランヴィノスの評価は?
12月6日、阪神競馬場にて行われるG3・鳴尾記念に向けて、『競馬の教科書(オーパーツ・パブリッシング)』の著者・玉嶋亮がXアカウントで有力馬の評価を行っている。この記事では、◎候補と△候補に分けて各馬を分析し、レースの行方を占う。[1/2ページ]
※以下の◎と△の候補は、枠順確定前の見解である。枠順トラックバイアスで印は大きく変わる。
◎候補馬(軸候補)

オールナット
チャレンジカップではオールナットが中団馬群の中から開いたインの進路へ上手く潜り込んでの勝利であり、内容的には早め先頭2着のグランヴィノスよりも下回る。
ポイントは、グランヴィノスのほうは再現性のある競馬だったが、オールナットのほうは、馬群に潜り込んで脚を溜めていたところから、進路がたまたま開く偶然、巡り合わせの助けが必要だからである。
チャレンジカップほどスムーズにいく先々で進路が開く僥倖は競馬だからそうそう起こり得ない上に、不利まであるのが競馬。したがって、チャレンジカップの勝利に敬意は表しつつも、やや控えめに評価すべきである。
グランヴィノス
前走チャレンジカップは、道中先行から早め先頭の競馬で盤石かと思われた矢先、インベタズドンがハマったオールナットの強襲に遭い2着。
敗れてはしまったが、内容的には互角以上であり、悲観するような結果ではない。
鳴尾記念は、例年よりもメンバー構成が貧弱で、ヨーホーレイクやボッケリーニ、ヴェルトライゼンデのように骨っぽい馬がいない。
したがって、オールナットとダイレクトリマッチで再びワンツーもありそうで、重賞制覇のチャンスである。
マテンロウレオ
直近2戦では惨敗を喫しているが、AJCCではダノンデサイルの2着にまとめたり、中日新聞杯ではハンデ重賞とは思えない超絶ハイレベルのメンバー構成。デシエルト、ロードデルレイの3着であり、強敵と対戦して食い下がっている。
したがって、鳴尾記念の低レベルなメンバー構成であれば、まとめて沈めて重賞制覇を果たしてもおかしくない。



