日本競馬で開催される平地重賞の中で、最も距離が長いステイヤーズステークス。いよいよ今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[2/3ページ]
各馬の評価

ヴェルミセル
実績:6
適性:8
騎手:7
重賞での実績は、ダイヤモンドステークスと京都大賞典の3着が最高成績。重賞勝ち馬は少なくても、重賞連対実績のある馬は多いメンバー構成で、若干見劣っての6点評価。
ただ適性面は、ダイヤモンドステークスで3着に入っているのは高ポイント。3000m以上で結果を残して長距離適性を示しており、8点評価。
騎手に関しては、エリザベス女王杯に引き続き、3度目の騎乗となる鮫島克駿騎手の手綱。今年はここまで59勝を挙げて全国リーディング15位につけており、7点評価となっている。
クロミナンス
実績:8
適性:7
騎手:10
重賞勝ちこそないが、G2で2着2回、3着2回という実績の持ち主。今回のメンバーの中であれば実績上位であり、8点評価。
適性面は、3000m超のレースは走ったことがないが、中山コースは【2-1-1-2】。日経賞2着は評価でき、7点評価。
騎手に関しては、3走前の目黒記念以来、6度目の騎乗となるルメール騎手の手綱。今年はここまで130勝を挙げて全国リーディングトップにつけており、10点評価となっている。
チャックネイト
実績:10
適性:7
騎手:8
重賞勝ちまであと一歩の馬が多い中、燦然と輝くAJCC勝ち。大きなハナ差を制しており、実績面は10点評価。
適性面は、天皇賞(春)14着が唯一の3000m超出走経験となるが、メンバーレベルが今回とは桁違い。中山コース【1-2-2-1】で日経賞2着なら、クロミナンスと同じ7点評価。
騎手に関しては、4走前の札幌記念以来、3度目の騎乗となる佐々木騎手の手綱。今年はここまで77勝を挙げて全国リーディング9位につけており、8点評価となっている。



