HOME » 予想情報 » 【ジャパンカップ 有力馬診断】◎・△候補を徹底分析!マスカレードボールやカランダガンなどの評価は? » ページ 2

11月30日、東京競馬場にて行われるG1・ジャパンカップに向けて、競馬の教科書(オーパーツ・パブリッシング)』の著者・玉嶋亮がXアカウントで有力馬の評価を行っている。この記事では、◎候補と△候補に分けて各馬を分析し、レースの行方を占う。[2/2ページ]

△候補馬

2023年ダービーをタスティエーラで制したレーン騎手
2023年ダービーをタスティエーラで制したレーン騎手

シンエンペラー

2歳秋から頭角を現し、春クラシックでは皐月賞、ダービーと連続好走。欧州でも、凱旋門賞の前哨戦で好走し、存在感を示した。

一方で、ゴール前で堅実な末脚を繰り出す安定感はあるものの、加速力に欠ける面がある。直線の勝負どころで置いていかれてからしぶとく伸ばしてくるのが長所だが、それ故に好走止まりのレースが多い。

去年のジャパンカップでは好位のインに潜り込んで2着。今年もスローの展開に恵まれればチャンスはありそう。

ジャスティンパレス

今年の天皇賞秋で3着。相変わらずよく走るが、何故かいつも人気はない。ジャパンカップでも能力的には通用する水準であり、差しが届くようであれば当然有力候補。人気がなければいつも通り全ツッパ。

タスティエーラ

天皇賞秋は、スローペースを早め先頭で抜け出したかに見えたが、そこからマスカレードボールに交わされると次々に交わされ惨敗する物足りない内容であった。

一方、タスティエーラはスローからの瞬発力勝負が苦手で、上がりでは先行して33.0の脚を使っており、キレ負けしたと見ることもできなくない。

去年の天皇賞秋では2着好走しており、低レベルな世代ながらもダービー1着、皐月賞2着。

したがって、ジャパンカップでは、天皇賞秋ほどスローペースの瞬発力勝負にならなければ、巻き返しの余地は十分にあると判断すべきである。

△候補ほか(サンライズアース、ドゥレッツァ、ヨーホーレイク)

【了】

プロフィール

玉嶋亮(たましま・りょう)
1985年生まれ。本業を抱え時間の制約があるため、芝オープンクラスのみにフィールドを限定している。「能力比較」「馬場読み」を中核のファクターとして、パドックや追い切り等は一切見ないスタイル。2021年凱旋門賞の単勝万馬券、2022年AJCCの三連単288万円等の的中実績がある。「単勝多点」「変則フォーメーション」「複勝チャレンジ」等多彩な馬券術に定評があり、設計回収率=130%を公言し、累計回収率=148%を記録している。旧作「競馬の教科書(ピンク本)」は、個人出版ながら異例の大ヒットを記録し、2022年11月にベストセラーの座を譲らないまま絶版した。アマチュア最強の予想屋、日本一の競馬作家になるのが目標。

▼競馬の教科書シリーズ▼
https://tamashimaryo.wixsite.com/my-site

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