来年のクラシック戦線を占う重要な一戦・東京スポーツ杯2歳ステークス。来週月曜日に行われるこのレースを前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[2/3ページ]
各馬の評価

■サレジオ
前走:7
血統:10
騎手:6
この血筋らしく気性の強さは見せたが、いきなりの関西デビュー+上手いとは思えない重馬場でもキッチリ逃げ切った。2.3.4.6着馬がその後勝ち上がりは心強い。
血統面は、父がエピファネイア、母は重賞勝ち馬で有馬記念2着のサラキアという血統。叔父にG1馬サリオス、叔母に重賞馬サフィラがおり、現在の競馬界では屈指となる名門の良血一族。
騎手に関しては、初騎乗となるプーシャン騎手の手綱。日本で騎乗するのは今年が初めてのぶん実績がなく、6点評価となっている。
■ゾロアストロ
前走:6
血統:7
騎手:7
発馬の後手はあったが、エンジンのかかりが遅く、勝ち馬に外を行かれてから伸びてくるレース内容。未勝利戦のレース内容と比較すると、少し案外ではあった。
血統面は、父がモーリス、母は芝のマイル前後で3勝を挙げたアルミレーナという血統。叔父に新潟ジャンプS勝ち馬のフォイヤーヴェルクやダービー4着のグレードマジシャンがおり、筋が通っている。
騎手に関しては、初騎乗となるマーカンド騎手の手綱。日本で騎乗するのは4年連続となるが、まだ重賞勝ちの実績がなく、7点評価となっている。



