秋のマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップ。今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[3/3ページ]
各馬の評価

■ジャンタルマンタル
実績:10
適性:9
騎手:8
メンバー中唯一となるG1・3勝馬であり、アスコリピチェーノ同様に未だ国内では崩れたことがない。実績面では、文句なしの10点評価。
適性面も、1600m戦で【4-1-0-1】、京都コースでも2戦2勝となるとケチのつけようがないが、京都1600mに絶対の自信を持つソウルラッシュと僅差の9点評価となった。
騎手に関しては、前走の富士Sに引き続き、8度目の騎乗となる川田騎手の手綱。今年はここまで98勝を挙げて全国リーディング6位につけており、8点評価となっている。
■ソウルラッシュ
実績:9
適性:10
騎手:8
昨年のこのレース覇者であり、国内外を含めてG1・2勝の実績は素晴らしいもの。ただ、ジャンタルマンタルがG1・3勝のぶん、わずかな差での9点評価となった。
適性面は、京都コース【2-1-1-0】、1600m戦【7-4-4-4】と、好相性を誇る。4年連続出走となるこのレースも、過去3年④②①着と安定感抜群で、もちろん10点評価。
騎手に関しては、ドバイターフ以来2度目の騎乗となるC.デムーロ騎手の手綱。これまでJRA・G1を5勝している実績から、8点評価となっている。
■レーベンスティール
実績:6
適性:5
騎手:9
前走の毎日王冠を勝利し、G2・3勝目を挙げた。ただ、どうしても上位3頭がG1を複数勝利していることもあり、ガイアフォースと並んでの6点評価。
適性面は、京都コース未経験の上、唯一の1600m戦経験となっているしらさぎSでも7着。適性がないというわけではないが、これまでの戦績から高い評価は難しく、5点評価にとどまった。
騎手に関しては、初騎乗となるレーン騎手の手綱。これまでJRA・G1を6勝している実績から、9点評価となっている。
【了】
(文●中西友馬)
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