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【福島記念 前走レビュー】有力馬を10段階評価!連覇がかかるアラタの評価は…?

text by 中西友馬

今週、11月22日(土)に開催される福島記念は、今年で創設60年を迎える伝統の一戦である。今回は出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬だろうか。[1/3ページ]

有力馬の前走評価①

2024年福島記念を制した時のアラタ
2024年福島記念を制した時のアラタ

■アラタ

開催日:2025年8月17日
レース:札幌・札幌記念(芝2000m)
着順:3着
評価:7
 スーパーG2と言われる札幌記念で3着。先週のエリザベス女王杯に出走した札幌記念2着馬ココナッツブラウンの前走レビューは10点としたが、この馬に関しては評価が難しい。

 浜中騎手の腹を括ったインベタが見事にハマったワープによっての好走で、札幌記念3着の額面通りには受け取りにくい。

 もちろん馬自身が小回り向きの機動力を兼ね備えていたことによって成功したのは確かなのだが、人気薄だったが故にあの思い切った作戦がとれた側面がある点は否めない。G2で3着のわりには、少し低めの評価となった。

■イングランドアイズ

開催日:2025年9月13日
レース:阪神・チャレンジカップ(芝2000m)
着順:5着
評価:9
 スタートで若干後手を踏み、4角でも少しゴチャつくシーンがあって踏み遅れ、直線も進路を切り替えながら伸びての5着。2着馬とはクビ+クビ+クビ差とほとんど差はなく、内容としてはまったく悲観するものではなかった。

 小倉記念が51キロでの勝利だったため半信半疑の一戦だったが、54キロでも結果を残し、明らかに充実期へと入ってきている。今回も前走から据え置きの54キロで出走が可能となれば、好走のシーンは十分に考えられる。

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