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今週末、11月23日(日)に開催されるマイルチャンピオンシップは、秋のマイル王を決める大注目の一戦だ。今回は出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬だろうか。[2/3ページ]

有力馬の前走評価②

■ジャンタルマンタル

開催日:2025年10月18日
レース:東京・富士ステークス(芝1600m)
着順:2着
評価:8
 3番手の外め追走からいつでも抜け出せるような抜群の手ごたえ。ただ、2キロ重い斤量を背負っていたためか、手ごたえで明らかに上回っていたガイアフォースを交わせずの2着。

 始動戦としては上々のレース内容で、スローの切れ味勝負だったぶん、斤量差がモロに出てしまった印象。ただ、前哨戦とはいえ東京なら負けないと思っていたファンからすると、手ごたえのわりに若干物足りなさも感じた内容。

 「今回は同斤となるぶん逆転必至」とは必ずしも言えない。

■ソウルラッシュ

開催日:2025年10月18日
レース:東京・富士ステークス(芝1600m)
着順:3着
評価:6
 これだけの実績馬が4番人気だったように、59キロ+勝ち切れていない東京コースで、前の2頭からは少し差のある3着。上がりでも上位2頭に上回られており、前走だけを見れば完敗の内容。

 ただ、前哨戦としてはしっかり馬券圏内を確保して力を見せており、苦手な瞬発力勝負でも3着争いをしっかり制した点は評価できる。

 昨年も富士Sで敗れた後にマイルCSで巻き返して勝利しており、もちろん今年も反撃の可能性は十分。ただ、前走レビューとしては上位2頭より下とはなる。

■レーベンスティール

開催日:2025年10月5日
レース:東京・毎日王冠(芝1800m)
着順:1着
評価:10
 惨敗が3戦続いていたが、鮮やかな一変を見せた勝利。前に行った3頭で決まったレースだったが、1000m通過58秒6は極端なスローというわけではなかった。

 たまたま強い馬たちが先行していただけのような結果で、さらにその3頭の中でもしっかり勝ち切った点は評価できる。

 結果論かもしれないが、これだけ切れ味のある馬だけに、あのドスローの天皇賞(秋)で見てみたかったというのが正直なところ。マイルの速い流れに対応できるかは未知数ではあるが、前走の内容としては文句なし。

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