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11月16日、京都競馬場にて行われるG1・エリザベス女王杯に向けて、競馬の教科書(オーパーツ・パブリッシング)』の著者・玉嶋亮がXアカウントで有力馬の評価を行っている。この記事では、◎候補と△候補に分けて各馬を分析し、レースの行方を占う。[2/2ページ]

△候補馬

2025年秋華賞/2着エリカエクスプレス(写真左)
2025年秋華賞/2着エリカエクスプレス(写真左)

エリカエクスプレス

秋華賞で2着に好走したが、G1にしては競り合いにならず終始リードを保ち気分良くレースを運び恵まれた内容である。

ゴール前で力尽きエンブロイダリーには差し切られ完敗で、一完歩毎に差を詰められた3着パラディレーヌと互角か、むしろパラディレーヌのほうが内容的には良い。

秋華賞2着の結果に敬意を表しつつも、春クラシックで惨敗が続き、京成杯AHでもエリザベス女王杯より低レベルなメンバーを相手に惨敗を喫していることから、エリザベス女王杯で好走するためにはトラックバイアスや展開の助けが必要である。

オーロラエックス

連勝でエリザベス女王杯に挑むが、それ以前に小倉牝馬ステークスで敗れていたり、3勝クラスを突破するのに何戦も要していたりしたのを悲観的に捉えるべきである。

エリザベス女王杯は一気に相手も強くなり、惨敗を喫したローズステークスや小倉牝馬ステークスよりもはるかにレベルが高い。当落線上。

カナテープ

関屋記念では、2着同着のボンドガールとオフトレイルを外強襲でまとめて差し切った。

一方で、シンフォーエバーが大逃げで後続を牽引した結果(シンフォーエバーは直線逆噴射)、縦長展開となり、外を回したカナテープはそれほどロスがなかった上に、高速決着で軽い斤量の恩恵があり恵まれたのも事実。

したがって、今年に入り安定して堅実な末脚を使って好走を繰り返しているが、レガレイラを筆頭に相手強化のエリザベス女王杯は胸を借りる立場である。差しが届く展開ならば、好走可能な水準。

△候補ほか(ココナッツブラウン、シンリョクカ、セキトバイースト、パラディレーヌ、フェアエールング、ボンドガール、ライラック、リンクスティップ)

【了】

プロフィール

玉嶋亮(たましま・りょう)
1985年生まれ。本業を抱え時間の制約があるため、芝オープンクラスのみにフィールドを限定している。「能力比較」「馬場読み」を中核のファクターとして、パドックや追い切り等は一切見ないスタイル。2021年凱旋門賞の単勝万馬券、2022年AJCCの三連単288万円等の的中実績がある。「単勝多点」「変則フォーメーション」「複勝チャレンジ」等多彩な馬券術に定評があり、設計回収率=130%を公言し、累計回収率=148%を記録している。旧作「競馬の教科書(ピンク本)」は、個人出版ながら異例の大ヒットを記録し、2022年11月にベストセラーの座を譲らないまま絶版した。アマチュア最強の予想屋、日本一の競馬作家になるのが目標。

▼競馬の教科書シリーズ▼
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