HOME » 予想情報 » 【デイリー杯2歳S 能力分析】元トラックマンが有力馬を10段階評価!重賞馬キャンディードの能力は? » ページ 3

12月に行われる2歳G1に向け、素質馬が集うデイリー杯2歳ステークス。今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[3/3ページ]

各馬の評価解説

2025年中京2歳Sを制した時のキャンディード
2025年中京2歳Sを制した時のキャンディード

■カヴァレリッツォ

前走:10
血統:10
騎手:9
 前走は、中団追走から馬群の間を突き抜けて5馬身差の圧勝劇。見た目のインパクトもさることながら、ラストに向かって加速するラップも秀逸。文句のつけようがないデビュー戦であった。

 血統面は、父サートゥルナーリア、母はダートで3勝を挙げたバラーディストという血統。叔父にサトノフラッグ、叔母にサトノレイナスのいる良血馬である。

 騎手に関しては、初騎乗となるC.デムーロ騎手の手綱。これまでJRA・G1を5勝している実績から、9点評価となっている。

■キャンディード

前走:8
血統:6
騎手:8
 前走は、中団後方寄りから直線鋭く伸び、2着馬とのマッチレースを制して重賞制覇。このレコードタイムにどれだけの価値があるかは分からないが、2着馬とともに3着馬を7馬身突き離したレースぶりは、かなりのインパクトがあった。

 血統面は、父トーセンラー、母はダート短距離で3勝を挙げたストロボフラッシュという血統。血統だけを見ると若干地味で、ダートっぽさは感じる。

 騎手に関しては、前走の中京2歳Sに引き続き、2度目の騎乗となる北村友一騎手の手綱。今年はここまで63勝を挙げて全国リーディング12位につけており、8点評価となっている。

■グッドピース

前走:7
血統:9
騎手:6
 前走は、好位追走から外へと出すと鋭く伸び、上がり最速となる33秒2の末脚で差し切り勝ち。2馬身半差をつけた2着馬が次走で勝ち上がったのも、この馬の評価を高めた。

 血統面は、父がキングマン、母は芝短距離でOP2勝のフィドゥーシアという血統。母の母はG1馬ビリーヴで、叔父にはジャンダルムがいる。文句なしの良血馬だが、登場する馬は軒並み短距離馬である。

 騎手に関しては、前走の新馬戦に引き続き、2度目の騎乗となる西村淳也騎手の手綱。今年はここまで40勝を挙げて全国リーディング23位につけており、6点評価となっている。

【了】

(文●中西友馬)

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