12月に行われる2歳G1に向け、素質馬が集うデイリー杯2歳ステークス。今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[2/3ページ]
各馬の評価解説

■アドマイヤクワッズ
前走:9
血統:7
騎手:10
前走は、中団追走から上がり最速33秒3の末脚を繰り出しての差し切り勝ち。加速ラップを差し切ったもので価値は高く、ゴール前も着差以上に余裕があった。
血統面は、父リアルスティール、母デイトラインという血統。母は未勝利馬であり、近親にも聞いたことのある名はいなかったが、セレクトセールで6600万円で取引されている。
騎手に関しては、前走の新馬戦に引き続き、2度目の騎乗となる坂井瑠星騎手の手綱。今年はここまで102勝を挙げて全国リーディング6位につけており、10点評価となっている。
■エイシンディード
前走:6
血統:8
騎手:7
前走は好ダッシュからハナを切り、まんまと逃げ切って重賞勝ち。ただ34秒3-34秒1と緩い流れで、前に行った順という結果。実際に2着馬以下がその後苦戦しており、今回が資金石となる。
血統面は、父ファインニードル、母は芝1200mで3勝を挙げたエーシンエムディーと、バリバリの短距離血統。ただ母の母エイシンルーデンスを思えば、マイルまでならこなせてもいい。
騎手に関しては、初めての騎乗となる高杉騎手の手綱。今年はここまで60勝を挙げて全国リーディング13位につけており、7点評価となっている。



