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秋の最強牝馬を決める戦い・エリザベス女王杯。今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[3/3ページ]

各馬の評価

2024年有馬記念を制したレガレイラ
2024年有馬記念を制したレガレイラ

■ココナッツブラウン

実績:6
適性:9
騎手:7

 牡馬混合のスーパーG2である札幌記念2着はかなり高ポイントではあるが、クイーンS、札幌記念と連続で2着。重賞未勝利というのは、どうしても評価が渋くなる。実際には、レガレイラ以外とは大きく差のない評価。
 適性面は、京都コース【2-0-2-1】と好相性。重賞での京都実績がないぶん9点評価となったが、外回りコースで結果を出しているのは信頼度が高い。

 騎手に関しては、クイーンSからコンビを組み、3度目の騎乗となる北村友一騎手の手綱。今年はここまで63勝を挙げて全国リーディング12位につけており、7点評価となっている。

■パラディレーヌ

実績:6
適性:10
騎手:8

 重賞で馬券圏内となったのは、フラワーCの2着と秋華賞の3着。重賞勝ちはなく、エリカエクスプレスを物差しとすると6点評価が妥当なところ。

 ただ適性面は、京都コース【2-0-2-0】と相性抜群。秋華賞3着に加え、外回りコースで2勝を挙げている点から、10点評価となった。

 騎手に関しては、デビューから3戦でコンビを組んでおり、4度目の騎乗となる岩田望来騎手の手綱。今年はここまで82勝を挙げて全国リーディング8位につけており、8点評価となっている。

■レガレイラ

実績:10
適性:7
騎手:10

 ホープフルSだけでなく、昨年の有馬記念勝ち馬。G1・2勝馬で実績面に関しては、このメンバーでは頭ひとつどころか、大きく抜きん出ている。文句なしの10点評価。

 ただ適性面は、昨年のエリザベス女王杯でも5着に敗れており、少なくともベスト舞台とは言いがたい。前走のオールカマーで2200mでは勝利を挙げたが、7点評価まで。

 騎手に関しては、有馬記念からコンビを組み、4度目の騎乗となる戸崎圭太騎手の手綱。今年はここまで116勝を挙げて全国リーディング2位につけており、10点評価となっている。

【了】

(文●中西友馬)

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