秋の最強牝馬を決める戦い・エリザベス女王杯。今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[2/3ページ]
各馬の評価

■エリカエクスプレス
実績:7
適性:8
騎手:7
フェアリーSで重賞勝ちを果たし、前走の秋華賞ではG1で2着と好走。ともに牝馬の世代限定戦だが、G1馬がレガレイラ1頭のみというメンバー構成であれば見劣りはしない。
適性面は、京都コース【1-1-0-0】と好相性。内回り2000mから外回り2200mへと変わる点が鍵となるが、京都で結果を残しているのは大きなアドバンテージ。
騎手に関しては、前走の秋華賞に引き続き、2度目の騎乗となる武豊騎手の手綱。今年はここまで63勝を挙げて全国リーディング11位につけており、7点評価となっている。
■カナテープ
実績:8
適性:5
騎手:9
G1出走は今回が初めてとなるが、牡馬混合重賞の関屋記念を勝利しているのは、高ポイント。今年のメンバーであればレガレイラに次ぐ2番手グループの一角。
ただ適性面は、京都コースは一度走って6着。2200mどころか2000mも経験がないとなると、厳しい評価になるのは仕方のないところ。
騎手に関しては、初騎乗となるレーン騎手の手綱。これまでJRA・G1を6勝している実績から、9点評価となっている。



