【武蔵野S 前走レビュー】有力馬を10段階評価!さきたま杯11着に敗れたコスタノヴァの見直しは可能?
text by 中西友馬
今週末11月15日(土)に行われる武蔵野ステークス。秋のダート王を目指す有力馬たちが集う注目の一戦である。今回は「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを徹底検証する。果たして、前走で最も優れたパフォーマンスを披露したのはどの馬だろうか。[1/3ページ]
有力馬の前走評価①

■オメガギネス
開催日:2025年10月4日
レース:東京・グリーンチャンネルカップ(ダ1600m)
着順:1着
評価:10
道中は中団のインコースを追走し、直線で進路が開くと末脚一閃。残り150mで先頭へと立つと、最後は鞍上が手綱を緩める余裕がありながらも4馬身差の快勝。
近走の不振が嘘のような鮮やかなレースぶりで、1年4ヶ月ぶりの勝利を挙げた。そして驚くべきは、これが斤量60キロを背負ってのパフォーマンスであったこと。
斤量60キロでの平地競走勝利は、23年ぶりの偉業。発揮できるパフォーマンスに波はあるが、前走に関しては文句なしの内容であった。
■コスタノヴァ
開催日:2025年6月25日
レース:浦和・さきたま杯(ダ1400m)
着順:11着
評価:5
水が浮くような不良馬場で前が止まらない中、痛恨の大出遅れ。小回りの浦和コースが合わなかったというのもあるだろうが、そもそも最初からレースに参加できていなかった。
鞍上のルメール騎手も最後は無理をしておらず、まったくの参考外と言っていいレース。もちろん前走診断という性質上、あのレースに高い評価は与えられないが、五分にさえ出れば得意の東京で巻き返しは期待できる。今回もスタートが鍵となりそうだ。



