HOME » 予想情報 » 【エリザベス女王杯 前走レビュー】有力馬を10段階評価!レガレイラの評価はまさかの…? » ページ 2

今週末11月16日(日)に行われるエリザベス女王杯。秋の女王を決定する大注目の一戦である。今回は「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを徹底検証する。果たして、前走で最も優れたパフォーマンスを披露したのはどの馬だろうか。[2/3ページ]

有力馬の前走評価②

2025年オールカマーを制したレガレイラ
2025年オールカマーを制したレガレイラ

■ココナッツブラウン

開催日:2025年8月17日
レース:札幌・札幌記念(芝2000m)
着順:2着
評価:10
 クイーンS同様に後方集団からレースを進め、直線は外を伸びての2着。上がり最速は3着のアラタだったが、勝ったトップナイフと3着馬アラタがコーナーで内をぴったり回ったのに対して、ココナッツブラウンはかなり外を回って追い込んできた。

 スーパーG2札幌記念で2着という結果もこのメンバーでは大威張りであるが、結果だけでなくレース内容も、大きく評価できるものであった。前走レビューという観点では、文句なしの満点。

■パラディレーヌ

開催日:2025年10月19日
レース:京都・秋華賞(芝2000m)
着順:3着
評価:7
 ローズSで失敗したスタートを決めるも、今回も後方からの競馬。不完全燃焼に終わったローズSの反省を生かして直線は外を伸びての3着。強い競馬をしているが、やはり京都内回りで強い馬にすんなり先行されてしまっては、3着が精一杯であった。

 それでも上がり最速をマークしており、見せ場は十分に作ったレースぶり。古馬勢との比較は未知数だが、勝ち鞍のある京都外回りならば、エリカエクスプレスを逆転する可能性は十分に考えられる。

■レガレイラ

開催日:2025年9月21日
レース:中山・オールカマー(芝2200m)
着順:1着
評価:9
 前走は、中団追走から最後は余裕を持った競馬で差し切り勝ち。G1馬の意地を見るようなレースぶりで、宝塚記念11着から見事に立て直してみせた。

 牡馬混合のG2勝ちはもちろん賞賛すべきなのだが、重箱の隅をつつくようなことを言うと、道中でさまざまな馬が動いて脚を使っている中、この馬はジッと我慢して消耗は最小限。

 今回も騎乗する戸崎騎手の騎乗が素晴らしかったということもできるが、漁夫の利を得たように見えた部分もあるぶん、9点評価にとどまった。

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