HOME » 予想情報 » 【エリザベス女王杯 前走レビュー】有力馬を10段階評価!レガレイラの評価はまさかの…?

【エリザベス女王杯 前走レビュー】有力馬を10段階評価!レガレイラの評価はまさかの…?

text by 中西友馬

今週末11月16日(日)に行われるエリザベス女王杯。秋の女王を決定する大注目の一戦である。今回は「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを徹底検証する。果たして、前走で最も優れたパフォーマンスを披露したのはどの馬だろうか。[1/3ページ]

有力馬の前走評価①

2025年秋華賞/2着エリカエクスプレス(写真左)
2025年秋華賞/2着エリカエクスプレス(写真左)

■エリカエクスプレス

開催日:2025年10月19日
レース:京都・秋華賞(芝2000m)
着順:2着
評価:8
 果敢にハナを奪うと、鞍上の武豊騎手がペースを落としすぎずにミドルペースを刻み、ゴール前まで粘りを見せての2着。2戦続けて2ケタ着順に敗れていたが、テン乗りの武豊騎手が見事に復活させた。

 ただ、この馬が力を発揮できるようエスコートした武豊騎手の騎乗ぶりが目立つレースで、前走のみでまだ全幅の信頼は置けない。

 外回りコースに変わるのがプラスに働くとも思えないが、前走の内容としては8点評価。秋華賞組の最先着馬として、3歳馬の意地を見せたい。

■カナテープ

開催日:2025年10月12日
レース:東京・アイルランドトロフィー(芝1800m)
着順:3着
評価:5
 有力ステップレースだった府中牝馬Sの系譜を受け継ぐ、アイルランドトロフィー。しかし今年は上位2頭が出走しておらず、3着のこの馬が最先着馬となる。そのレースは、好位追走から直線は外へと出して一瞬は突き抜ける勢い。

 ただそこから前と脚いろが同じとなり、アンゴラブラックを交わせず、ラヴァンダには交わされての3着。直線半ばまでの運びが完璧だっただけに、そのぶん物足りなさが残った。

 鞍上のレーン騎手は魅力も、2Fの距離延長もプラスに働くかは微妙なところ。

1 2 3