HOME » 予想情報 » 【京王杯2歳S 能力分析】元トラックマンが有力馬を10段階評価!前走惜敗レッドスティンガーの評価は? » ページ 3

12月に開催される2歳マイル王決定戦・朝日杯フューチュリティSの前哨戦に位置付けられている京王杯2歳S。今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[3/3ページ]

2025年8月24日2歳未勝利/1着レッドスティンガー
2025年8月24日2歳未勝利/1着レッドスティンガー

■ミルトベスト

前走:7
血統:6
騎手:9

 好ダッシュから2番手に控え、直線で抜け出すと後続に2馬身の差をつける快勝。前につけるスピードがあり、末もしっかりまとめた。

 父はスプリントG1春秋制覇のファインニードル、母は芝中距離1勝のブラックヒューマー。血統的には若干地味ではあるが、条件的にはぴったり。

 騎手に関しては、初騎乗となる横山武史騎手の手綱。今年はここまで97勝を挙げて全国リーディング6位につけており、9点評価となっている。

■ルートサーティーン

前走:10
血統:10
騎手:6

 好位追走から抜け出し、危なげない勝利。若干ズブさを見せた面が距離短縮でどうかも、抜け出してからも失速のないラップはかなり優秀。

 父イスラボニータはスピードタイプの皐月賞馬で、母サーティーンスクエアドは米G1で2着の実績馬。半姉はダートで2勝しているが、父がイスラボニータに変わったこの馬は芝向きの走り。

 騎手に関しては、前走の未勝利戦に引き続き、3度目の騎乗となる岩田康誠騎手の手綱。今年はここまで37勝を挙げて全国リーディング24位につけており、6点評価となっている。

■レッドスティンガー

前走:8
血統:8
騎手:8

 中団追走から勝ち馬と一緒に外を伸びてきて、勝ち馬にはキレ負けも2番手争いを制して2着を確保。洋芝で勝ち上がってきたこの馬には上がりが速すぎた印象。

 父は芝ダート兼用スプリンターのレッドファルクス、母はダート短距離で3勝のマレーナ。兄姉3頭は全てJRAで勝ち上がりとかなり優秀。ただ、3頭合計7勝の勝ち鞍は全てダートで、東京芝ならひと雨欲しいところ。

 騎手に関しては、前走の1勝クラスに引き続き、2度目の騎乗となる横山和生騎手の手綱。今年はここまで67勝を挙げて全国リーディング10位につけており、7点評価となっている。

【了】

(文●中西友馬)

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