12月に開催される2歳マイル王決定戦・朝日杯フューチュリティSの前哨戦に位置付けられている京王杯2歳S。今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[2/3ページ]

各馬の評価
■シュペルリング
前走:9
血統:8
騎手:7
好位から抜け出すセンスのある競馬で勝利。着差はわずかだったが、外から2着馬が迫るともうひと伸びを見せて、手ごたえ以上にしぶとい。
父は芝短距離〜マイルで愛G1・2勝のシスキン、母は芝短距離〜マイルで3勝のラプソディーア。血統的には、新馬戦から1Fの距離短縮はプラスに働く可能性大だ。
騎手に関しては、前走の新馬戦に引き続き、2度目の騎乗となる津村騎手の手綱。今年はここまで47勝を挙げて全国リーディング19位につけており、7点評価となっている。
■ダイヤモンドノット
前走:8
血統:9
騎手:10
離れた2番手追走から、直線は捕える勢いで差を詰めてきたが、半馬身まで迫ったところで同じ脚いろとなっての2着。それでも後続を5馬身突き離しており、内容は悪くない。
父は芝中距離で米G1・5勝のブリックスアンドモルタル、母は芝ダート問わず短距離で4勝のエンドレスノット。ラブリーデイとの配合で芝短距離オープン馬のゾンニッヒを輩出しており、母のスピードを伝える能力は豊か。
騎手に関しては、初騎乗となるルメール騎手の手綱。今年はここまで110勝を挙げて全国リーディング2位につけており、10点評価となっている。



