HOME » 予想情報 » 【天皇賞(秋) 能力分析】元トラックマンが有力馬を10段階評価!気になるミュージアムマイルの評価は? » ページ 3

歴戦の古馬と将来を嘱望される3歳馬が激突する中距離王者決定戦・天皇賞(秋)。今週末に行われるこの一戦を前に、有力馬の実力を3つの観点から分析する。「実績」「適性」「騎手」を評価軸とし、それぞれを【1~10】のスコアでランク付け。さらに、有力馬ごとの評価一覧表を掲載し、各馬の強みと不安要素を整理して紹介する。[3/3ページ]

2025年皐月賞を制したミュージアムマイル
2025年皐月賞を制したミュージアムマイル

■マスカレードボール

実績:5
適性:7
騎手:10

 3歳馬と古馬との比較は難しいが、重賞勝利に関しては共同通信杯の1勝のみ。

 皐月賞3着、ダービー2着の実績はもちろん素晴らしいのだが、やはり厳しい評価となってしまう。

 適性面は、【2-1-0-0】の東京コースは間違いなく好相性。2000mの2戦はともに連対を外しているが、直線の短い中山コースで不発に終わった印象も受ける。

 騎手に関しては、初騎乗となるルメール騎手とのコンビ結成。今年はここまで100勝を挙げて全国リーディング3位につけており、10点評価となっている。

■ミュージアムマイル

実績:7
適性:6
騎手:8

 もちろん世代限定戦とはなるが、皐月賞を勝利しているG1馬であり、同じ3歳馬であるマスカレードボールより上の評価となるのは当然。

 ただ適性面では、東京コースのダービーでマスカレードボールに先着を許しており、2000mの皐月賞を勝利してはいるがわずかの差で6点評価とした。

 騎手に関しては、朝日杯FS2着以来のコンビ結成となるC.デムーロ騎手とのタッグ。これまでJRA・G1を5勝している実績から、8点評価となっている。

■メイショウタバル

実績:8
適性:5
騎手:7

 今年の春に宝塚記念を勝利して、G1馬の仲間入りを果たした。

 【5-0-0-6】の戦績が表すように、ピンかパーという成績であるのは確かだが、タスティエーラに次ぐ8点評価となった。

 ただ適性面では、東京コース未経験、2000mも未勝利勝ちのみとなると高い評価は与えられず、5点評価にとどまった。

 騎手に関しては、2走前のドバイターフからタッグを組む武豊騎手と、3度目のコンビ結成。

 今年はここまで63勝を挙げて全国リーディング11位につけており、7点評価となっている。

【了】

(文●中西友馬)

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