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2025年三田特別を制した時のゲルチュタール
2025年三田特別を制した時のゲルチュタール

瞬発力より持続力

 ならば神戸新聞杯組の着順が逆転する可能性は高い。瞬発力に長けたエリキングはあえてゆっくり走り、瞬発力を引き出す形で快勝したが、機動力を試さなかった点は気になる。

 2着ショウヘイは好位から粘る形をとっており、ダービーでも上がり34.3と速い脚を使っていないこともかえって好材料。

 乱戦向きの機動力は評価できる。5着ライトトラックも不気味。春の最終戦白百合Sは1000m57.9のハイペース。

 先行馬に厳しい流れに乗じて差し切ったレース振りは持久力勝負向き。穴候補の資格はある。

 菊花賞と相性がいい前走新潟芝2200mの夏の上がり馬2頭アマキヒ、ゲルチュタールはどちらも持続力型の先行が魅力。内枠を引いて巧みにポジションを確保し、それを勝負所まで維持できれば、一発を秘める。

 ミラージュナイトは序盤でポジションはとれないかもしれないが、勝負所で先に動いていけば、自身の強みである持続力をいかせそうだ。

 父は凱旋門賞馬バゴ、母はエリザベス女王杯を勝ったラキシス。瞬発力を問う中距離戦は厳しいが、上がりがかかる菊花賞なら上位に食い込んでくる。

【了】

(文●勝木淳)

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