
■ゲルチュタール
実績:5
適性:5
騎手:9
前走で古馬相手に3勝クラス勝ちは、十分評価に値するものではあるが、重賞実績に関しては青葉賞3着、京成杯10着。さすがにこの中に入ると、厳しい評価とならざるを得ない。
適性面も、京都未経験では評価しにくい面がある。2400mで2勝を挙げている点から、距離に対する不安は少ないように感じるが、主観を入れずに客観的に判断すると、エネルジコ同様5点まで。
騎手に関しては、騎乗時4戦4勝と抜群の相性を誇る、坂井瑠星騎手とのコンビ継続。今年はここまで95勝を挙げて全国リーディング6位につけており、9点評価となっている。
■ショウヘイ
実績:9
適性:10
騎手:7
春2冠で3着以内に入った馬の中で、唯一の菊花賞参戦馬であり、実績的には最上位でも不思議はない。重賞2勝馬のエリキングを上位にとったが、僅差の9点評価。
ただ適性面では、京都コースでG2勝ちがあり、勝利したレースの格でエリキングを上回り、こちらが10点評価となった。
騎手に関しては、今回岩田望来騎手と初コンビを結成し、既に1週前追い切りで騎乗済み。今年はここまで73勝を挙げて全国リーディング9位につけており、7点評価となっている。
■ジョバンニ
実績:6
適性:7
騎手:10
ホープフルS2着や皐月賞4着など、G1での好走経験がありながら、いまだ重賞は未勝利。ひとつ重賞を勝利すれば評価が一気に高まるが、今回もやはり実績面は6点にとどまった。
適性面では、京都コースの経験は京都2歳Sの一戦のみ。今回も出走しているエリキングの2着となると、エリキングより低い7点評価となるのは妥当。
騎手に関しては、デビューから全てのレースで手綱を執る、松山騎手とのコンビ。今年はここまで106勝を挙げて全国リーディング2位につけており、10点評価となっている。
【了】
(文●中西友馬)
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