
有力馬の前走評価②
■ マルガ
開催日:2025年7月12日
レース:函館・2歳新馬(芝1800m)
着順:1着
評価:9
自らハナを切り、2歳戦としては淀みのないラップを刻んだレース。早めに捕まえにきた2着馬を最後は突き離し、3馬身差の快勝。
1分48秒1という、レコードタイムのおまけつきであった。
鍵となるのは、1ハロンの距離短縮に加えて、函館→東京へのコース替わり。ただ、姉ソダシはそれをアッサリとクリアしており、時計面の裏付けはすなわち能力の表れとなる。
前走で下した6頭のうち3頭が勝ち上がっており、レースレベルも高かった。
■ モンローウォーク
開催日:2025年8月16日
レース:新潟・2歳新馬(芝1600m)
着順:1着
評価:10
最内枠からハナを切り、上がり3Fも最速タイの33秒9でまとめて悠々逃げ切ってみせた。
鞍上がしっかり追った場面があったのだろうかと思うレースぶりで、あったとしても残り1F標識の前後のみ。ほぼ馬なりのままでの勝利であり、インパクトはかなりのものであった。
2着馬以下のその後がサッパリではあるが、サウジアラビアRCのエコロアルバが、それは関係ないことを証明しており、初戦としては文句なしの内容。
■ ルーチェフィオーレ
開催日:2025年9月21日
レース:中山・2歳未勝利(芝1600m・牝)
着順:1着
評価:5
後方からの競馬となった初戦と違い、好スタートから先行する競馬を見せ、早め先頭から押し切る内容。ひと息入れて馬体の成長も見られ、レース内容も初戦と比較すると大きく良化した。
ただ、最後は2着馬に迫られており、他馬との比較で地味であったのは確か。切れ味で勝負するタイプではないため、アルテミスSというレースの性質にフィットするかも微妙なところ。
ミドルペースで流れる展開となれば、出番があるか。


