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【アルテミスS 前走レビュー】有力馬を独自視点で10段階評価!2歳女王へ前進するのは…?

text by 中西友馬

今週25日に行われるアルテミスステークスは、2歳女王への重要なステップレースとなる。注目が集まるこの一戦を前に、有力馬たちはどのような戦いを見せてきたのか。今回は「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを徹底検証する。果たして、最も優れた前走パフォーマンスを披露したのはどの馬なのか。

2025年7月12日新馬戦を勝利したマルガ
2025年7月12日新馬戦を勝利したマルガ

有力馬の前走評価①

■ ハッピーエンジェル

開催日:2025年8月9日
レース:新潟・ダリア賞(芝1400m)
着順:1着
評価:8

 2歳のこの時期であるため、OP勝ちで格上という評価になるかは疑問だが、デビュー戦と違う形で勝利できたのは大きな収穫。

 ただ、1400m戦にしてはスローペースの逃げ切りではあり、展開面で恵まれたと判断する手もあるだろう。

 しかし、今回も出走しているタイセイボーグ(新潟2歳S2着)以下を寄せつけなかった勝ちっぷりは鮮やか。

 最後は手綱を緩めながらも加速ラップを刻めており、距離もマイルまでなら十分こなせると見ている。

■ フィロステファニ

開催日:2025年7月27日
レース:新潟・2歳新馬(芝1600m)
着順:1着
評価:6

 2着馬と3着馬はその後出走していないが、5着馬のガレリアはその後、2戦目で勝ち上がってサウジアラビアRCでも2着に好走。

 レースの性質としては、前半1000m通過が64秒1という超スローペースからのレース上がり33秒0という、究極の瞬発力比べとなった。

 アルテミスSは、3年連続でレース上がり33秒台の決着となっており、この馬の新馬戦と似たような性質のレースとなる可能性は高い。

 ただ、やはり勝ち時計の1分37秒台は平凡の域を出ず、評価は難しいところ。

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