【秋華賞 有力馬診断】◎・△候補を徹底分析!◎候補はエンブロイダリーとカムニャックの2強?
10月19日、京都競馬場にて行われるG1・秋華賞に向けて、『競馬の教科書(オーパーツ・パブリッシング)』の著者・玉嶋亮がXアカウントで有力馬の評価を行っている。この記事では、◎候補と△候補に分けて各馬を分析し、レースの行方を占う。
※以下の◎と△の候補は、枠順確定前の見解である。枠順トラックバイアスで印は大きく変わる。
◎候補馬(軸候補)
エンブロイダリー
桜花賞では、中団馬群の中で脚を溜め、直線では馬群の中から抜け出しアルマヴェローチェとの接戦を制した内容。馬群の中でレースを進めるストレスフルな内容で優勝した内容は非常に価値が高い。
一方で、桜花賞ではアルマヴェローチェが早めに外へ持ち出して、自ら主導権を握って勝ちに行った内容であり、仕掛けが早かった分の差が出たと見ればほぼ互角。
オークスでは不発に終わってしまったが、アルマヴェローチェを基準に考えれば、アルマヴェローチェ、カムニャック、エンブロイダリーは最大出力ベースだとほぼ互角。能力全開なら、打倒カムニャックの筆頭格。
カムニャック
オークスの道中では、馬群密度が最も小さい中団外目を追走するストレスフリーな競馬に恵まれたが、外から差し切り優勝したこと自体には高い評価を与えるべきである。
内容的には、自ら勝ちに行き、早め先頭の横綱相撲で2着に敗れたアルマヴェローチェ(他ポストで言及)の内容のほうが若干上だったが、アルマヴェローチェが無念の回避。
続くローズステークスでは、最近のトレンドに照らし合わせると、クラシックホースが秋初戦でトライアルを使う珍しいシーンとなり、これが圧巻。
中団外目から不利を受けながら差し切り、内容的に圧勝を収め、ポジション取りを含めさらにパワーアップ。
桜花賞馬のエンブロイダリーが実績的には唯一のライバルになりそうで、秋のトライアルで新星らしい新星が現れなかったことから、秋華賞で二冠達成の可能性が高いと言える。