□チェルヴィニア
実績:10
適性:10
騎手:10
昨年の牝馬2冠馬チェルヴィニア。G1・2勝はともに牝馬限定の3歳戦であることは考慮しつつも、ほかにG1馬のいない組み合わせなら、断然の10点評価。
適性に関しては難しいところであるが、東京コースでは大崩れをしたことがなく、オークス勝ちも果たしている。距離を詰めた前走のしらさぎSで復調の兆しを見せており、1800mもマイナスに働くことはないだろう。東京コースのG1勝ちに敬意を表しての10点。
最後に騎手は、現在全国リーディングトップに立っている戸崎騎手。テン乗りとはなるが、文句なしの10点評価。
□ホウオウビスケッツ
実績:6
適性:8
騎手:6
昨年の毎日王冠2着、天皇賞(秋)3着の実績があるホウオウビスケッツだが、重賞タイトルとしては函館記念のみ。評価としては6点にとどまったが、実際にはもう少し高くても不思議はない。
適性に関しては、昨年の毎日王冠2着の実績を持つ馬。東京コース・1800mともに大崩れがほとんどなくベストに近い舞台で、上位2頭に肉薄する8点評価。
最後に騎手は、全国リーディング26位の岩田康誠騎手。リーディング順位から6点評価とはなったが、先週重賞制覇を果たしており、勢いは十分。
□レーベンスティール
実績:8
適性:8
騎手:7
昨年のオールカマーを筆頭に、重賞を3勝しているレーベンスティール。古馬となってからは多少極端な成績とはなっているが、重賞3勝の実績はチェルヴィニアに次ぐもので8点評価。
適性に関しても、東京1800mは3戦2勝2着1回と安定感があり、重賞でもエプソムカップを勝利している舞台。ホウオウビスケッツと並んでの8点評価を獲得。
最後に騎手は、2度目の騎乗となる全国リーディング22位の津村明秀騎手。今年の勝利数から7点という評価となったが、新潟大賞典で一度乗っているというのはアドバンテージとなる。
【了】
(文●中西友馬)
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