□ショウナンラプンタ
実績:5
適性:7
騎手:10
G1で3着1回4着2回、G2で2着2回3着1回と、安定感抜群のショウナンラプンタ。重賞制覇まであと一歩と迫っているが、やはりタイトルがないというのは、高い評価をするのが難しい。そこまで大きな差があるわけではないが、5点にとどまった。
適性に関しては、京都コースで天皇賞(春)3着、2400mで青葉賞2着の実績。7点は決して低い評価ではない。
最後に騎手は、テン乗りの松山騎手。1週前追い切りで跨って感触を掴んでおり、全国リーディング2位の手腕で10点の評価とする。
□ドゥレッツァ
実績:10
適性:10
騎手:9
今回の出走予定馬の中で、唯一のG1馬であるドゥレッツァ。菊花賞馬でジャパンカップ2着となると、実績面では頭ひとつ抜けており、文句なしの10点評価だ。
適性に関しても、菊花賞は京都コース、ジャパンカップは2400mとなると、こちらも減点材料が見当たらずの10点。
最後に騎手は、前走に引き続き横山武史騎手。宝塚記念では結果が出なかったが、3歳時の山吹賞では勝利を挙げている。今年のリーディングでも川田騎手と並んで88勝を挙げており、9点評価とする。
□ボルドグフーシュ
実績:6
適性:5
騎手:5
3年前の菊花賞と有馬記念で2着となっており、考え方によってはドゥレッツァに肉薄する実績とも言えるボルドグフーシュ。しかし、重賞タイトルがないのが厳しい評価を誘発し、6点評価にとどまった。
適性に関しても、3年前の菊花賞は阪神開催。2400mは3歳時に勝利を挙げているが、京都コースは2戦ともに着外で、得意とは言えず5点評価。
最後に騎手は、3度目の騎乗となる内田博幸騎手。今年はここまで全国リーディング51位で5点評価となったが、16年前にオウケンブルースリでこのレースを制している、ベテランの騎乗に期待したい。
【了】
(文●中西友馬)
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