【レース条件評価】
サトノレーヴは1200mであれば条件不問。昨年スプリンターズSで敗れたのは適性どうこうよりトラックバイアスの影響が大きく、現に中山でも3勝(1200mでは2勝)の実績がある。コースには何の問題もない。香港遠征でも力を出し切れるし、アスコットの直線競馬でも崩れなかった。
ナムラクレアはどちらかといえばスローペースが得意な馬。適性外のマイルを除くと、レース前半3F33.7秒以上で【4-5-0-0】に対し、同33.6秒以下だと【2-1-3-3】という戦績だ。
そしてスタートから急な下り坂の中山芝1200mはペースが速くなりやすく、過去10年のうち実に8回は前半3F33.4秒以下。ナムラクレアにとっては同じ1200mGⅠでも高松宮記念の方がベターと言える。
また、近走は加齢もあってか、以前よりポジションがとれなくなってきた。今は1400mの方がいいように見える。
レース条件評価では、ナムラクレアが中山芝1200mの速い流れに不安を抱える分、特に減点がないサトノレーヴを優勢と判断する。