□タガノエルピーダ
過去の実績:B
距離適性:A
持ちタイム:C
コース適性:C
最近の実績:B
総合評価:B
2歳時に朝日杯FS3着があるものの、それ以外の重賞では全て馬券圏外となると、過去の実績はB評価までが妥当か。
持ちタイムは1分33秒台、中山コースも初ということでC評価が並んだが、全3勝のうち2勝を挙げているマイルへの適性は、上位馬にもヒケを取らない。
ここ2走が牝馬限定の重賞で馬券圏外が続いているため、最近の評価もB評価までとなったが、G1・3着の素質は確かで爆発力はありそうだ。
□シヴァース
過去の実績:B
距離適性:S
持ちタイム:A
コース適性:C
最近の実績:B
総合評価:B
重賞での連対経験がないことを思えば、過去の実績でA評価までは難しく、B評価止まり。
ただ、前走の関屋記念で1分31秒台をマークし、全4勝のうち3勝を挙げているマイル適性も抜群。持ちタイムはA評価、距離適性はS評価を獲得した。
中山コースは未経験だが、東京や新潟で勝利を挙げており、輸送がダメということはなさそう。重賞の連敗でB評価となった最近の成績も、このメンバーならさほど見劣りはしない。
□タイムトゥヘヴン
過去の実績:S
距離適性:A
持ちタイム:S
コース適性:S
最近の実績:C
総合評価:A
重賞1勝2着3回の実績は、この5頭の中では頭ひとつ抜けた存在で、過去の実績S評価は文句なし。距離適性に関しても、中には惨敗もあるが、重賞勝ちがあってB以下には落とせない。
昨年のこのレースでマークした1分31秒0はこの5頭の中でトップであり、重賞4連対は全て中山コース。持ちタイムとコース適性もS評価が妥当と判断した。
鍵となるのは、7歳を迎えた年齢と半年ぶりの実戦勘。半年以上レースで走っていないため、最近の実績はC評価とせざるを得なかった。
【了】
(文●中西友馬)
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