【新潟記念 有力馬診断】◎・△候補が丸わかり!好メンバーが揃った一戦を制するのはどの馬か…
8月31日、新潟競馬場にて行われるG3・新潟記念に向けて、『競馬の教科書(オーパーツ・パブリッシング)』の著者・玉嶋亮がXアカウントで有力馬の評価を行っている。この記事では、◎候補と△候補に分けて各馬を分析し、レースの行方を占う。
◎候補馬(軸候補)
ブレイディヴェーグ
エリザベス女王杯では3歳時に古馬へ初挑戦し、いきなりのG1制覇。G1としては例年よりもレベルが低い一戦だったが、一発回答は立派。
例年であれば、エリザベス女王杯のほうが秋華賞よりもレベルが低いというのは考え難いが、この年はリバティアイランドが秋華賞からジャパンカップのデアリングタクトと同じローテーションで異常事態。
ブレイディヴェーグがリバティアイランドとの直接対決を避けエリザベス女王杯へ回り快勝したのは、リバティアイランドの伝説的な強さを語る上で欠かせないエピソードである。
さらに、ほぼ1年ぶりの府中牝馬ステークスでは、シンティレーション以下を寄せ付けず楽勝。貫禄を示した内容である。
その後のブレイディヴェーグは、マイルCS、東京新聞杯で敗れてしまったが、最大出力ベースではG1級で、史上空前のハイレベルな新潟記念であっても能力最上位。
また、府中牝馬ステークスの強かった内容から、直線の長い新潟コースの適性面でも問題は見られない。能力面では優勝候補筆頭。
ダノンベルーガ
伝説のイクイノックス世代でクラシックでも主役級を張ったダノンベルーガ。皐月賞、ダービーでは2番人気、1番人気に支持された逸話がある。
3歳秋の天皇賞秋では、イクイノックス、パンサラッサに敗れ3着。その後はドバイターフで2回好走する等、一線級の実績があり、新潟記念のメンバーが相手なら間違いなく能力上位。
皐月賞以降は、札幌記念を除いてはG1オンリーしか出走しておらず、新潟記念では誰がどう見ても場違い。
57kgでの出走ならば、一気に巻き返しての復活劇があってもおかしくない。
コスモフリーゲン
スタート直後に逃げのポジションを確保し、大きくリードする逃げを打ったものの、1000m通過ラップは59.4秒と、極端なハイペースではなかった。
特筆すべきはラップ構成で、800mから1200mの区間が12.7秒−12.8秒と、いわゆる「息の入る流れ」を刻んだ点である。
その後は、平均12.0秒のラップを維持し、上がり3Fは36.0秒。直線に入るまで、能力最上位のドゥラドーレスとのリードを保ち、最後はアタマ差で凌ぎ切った。
総括すると、このレースの勝利は、単騎逃げに恵まれ、格上のドゥラドーレスからのプレッシャーをギリギリまで受けなかったことが要因である。
また、ドゥラドーレスから早めにプレッシャーを受けたシリウスコルトとシルトホルンがあっさり脱落し、馬群に沈んだ。
このことから、コスモフリーゲンのように気分良く単騎逃げできたかどうかが、競走能力を最大限に発揮できるかのバロメーターであることがよくわかるレースだった。この七夕賞は、その点を象徴する好教材となった。
七夕賞を終えた時点で、サマー2000シリーズの優勝候補筆頭になるかと思われたが、新潟記念がよもやの超ハイレベルなメンバー構成であることに加え、ヴェローチェエラが参戦しポイント加算で優勝を狙いに来た茨の道。
前走同様、恵まれればチャンスはありそうだが、力勝負になれば分が悪く、恵まれなければ馬券圏外もあり得る。