~道産子“穴”リスト~ 小早川涼風の予想
◎ ココナッツブラウン
○ ホウオウビスケッツ
▲ トップナイフ
△ アルナシーム
△ ヴェローチェエラ
△ リビアングラス
日曜日の札幌は雨予報。雨の中行われた札幌記念といえば、まだ私が幼い頃に行われた2005年の開催が印象深い。
桜花賞馬ダンスインザムードが参戦したものの、彼女は近走の不振が嫌われて3番人気。1番人気は前走の目黒記念を快勝したオペラシチーで、2番人気は函館記念マイスターエリモハリアーという何とも個性的なメンバーである。
そして結果も1着ヘヴンリーロマンス、2着ファストタテヤマに3着コイントスとこれまた穴党には思い出深い3頭で決着した。
そして今年の札幌記念、どこかこの時と同じ雰囲気を感じる。恐らく桜花賞馬のステレンボッシュは1番人気にはならず、G1タイトルにも手が届きそうなところまで来ているホウオウビスケッツやコスモキュランダ、函館記念を勝ったヴェローチェエラあたりが人気の一角を占める予感。
とくれば、ヘヴンリーロマンスと同じくクイーンステークス2着から臨むココナッツブラウンがまとめて差し切ると見た。
前走での上り3Fは34秒ジャスト。後方から勢い良く伸びてくるタイプだけに、前に行く馬が多くなりそうな今回は絶好の条件と言っていい。オールナットの除外で北村友一騎手が継続騎乗できるのもツキが回ってきた。
課題は初の2000mとなりそうだが、3歳時のローズステークスでハイペースを先行して5着という実績があるだけにスタミナに不安はない。天皇賞(秋)を制するまで成長した偉大な先輩に続いてほしいところだ。
道悪【0-2-0-1】のホウオウビスケッツが対抗。大阪杯以来の1戦とはなるが、秘めたる実力がG1級なのは間違いない。休み明けからいきなりやってくれそうだ。大穴候補にトップナイフ。前走は展開も向かなかった。このメンバー相手に好走できる実績はある。
(文●小早川涼風)