HOME » 予想情報 » 【札幌記念】競馬チャンネルライター大集合!本命党から穴党まで、真夏のスーパーGⅡを徹底予想 » ページ 3

2025年錦Sを制した時のココナッツブラウン
2025年錦Sを制した時のココナッツブラウン

~ささやき穴屋~ 勝木淳の予想

◎ココナッツブラウン
◯アルナシーム
▲コスモキュランダ
△リビアングラス
△ホウオウビスケッツ
△トップナイフ

夏の定量GⅡ戦はサマーシリーズというより、実績馬の立ち上げ的意味合いが強い。秋に向けて始動するには北海道での調整から実戦に向かえるに越したことはない。

ただ、そんな事情があるため、札幌記念は1番人気が連敗中でもある。最後は2011年トーセンジョーダンだから、13連敗も喫している。この間、ハープスター、ブラストワンピース、ソダシと勝利したが、人気は2、3、2番人気。3歳牝馬と古馬との力関係や春不振など人気を一枚落とす要因があった。

今年のメンバーではステレンボッシュが実績最上位。3歳時は香港ヴァーズ3着など楽しみな成績をあげたものの、今春は国内GⅠで13、8着。不振の原因はどこにあるのか。古馬になって崩れる牝馬は評価に悩む。まして、外回り向きでもある。

同じ牝馬でもココナッツブラウンは格の上で見劣るものの、近況の好調具合にそそられる。特に前走クイーンSはインを攻め、直線では進路なし。万事休すと思われたところ、進路ができるや猛烈な決め手で勝ち馬に迫った。ゴール板での攻防は完全にココナッツブラウンが勝っていた。

これだけの決め手が繰り出せればここでもやれる。日曜日の札幌は雨模様。キタサンブラック産駒はこのコース稍重だと[3-1-2-3]。ココナッツブラウンも稍重は通算[2-0-0-1]。2000m初出走だが、ここ2戦で距離を延ばして好走しており、1800mが限界とは思えない。

函館記念は休み明けが響いたアルナシーム、いかにも札幌芝2000m向きのコスモキュランダが相手本線。少し厳しい流れになる想定なので、しぶとさ発揮のリビアングラス、ホウオウビスケッツ、トップナイフが連下候補。

(文●勝木淳)

1 2 3 4 5 6