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2025年安達太良Sを制したカルロヴェローチェ
2025年安達太良Sを制したカルロヴェローチェ

~ルメール専門家~ 中毒じゃない象さんの予想

編集部からアイビスSDの予想を書いてほしいと依頼を受け、絶望した。

というのも、例年アイビスSDにルメール様は参戦されないからだ。調べてみたところ、過去に一度も騎乗がなかった。重賞ハンターのルメール様にとっては、これは普通ではない。

が、今年はルメール様がついに参戦されるらしい。これまでの人生で、最高のお知らせである。私は狂喜乱舞した。

私の唯一の特徴は、ルメール専門家という点にある。ルメール様が参戦されるレースであれば、とりあえずルメール様ルメール様と言っておけば、記事は成立する。これは楽ができる。

というわけで、いつものように安易にルメール様を本命にして騒ごうと思った――が、ふと立ち止まった。

冷静に考えてみると、「過去に一度もアイビスSDに参戦していない」というのは、やはりおかしい。新潟1000m自体の騎乗歴も、わずか3戦しかない。レース数の違いはあれど、新潟1400mの28戦と比べるとあまりに極端だ。

そこで私は「ルメール様・新潟1000直大嫌い説」を唱えたい。

外枠が圧倒的有利で、各馬が外ラチめがけて一直線に走るこのレースは、知性と品位にあふれるルメール様の美学に反するのではないか。そう思ったのである。

今回、そんなルメール様がなぜか気まぐれで参戦されたが、きっとレース中、外ラチへ猪突猛進する馬群を見て、「このレースは違うな」とすぐにやる気をなくすに違いない。

だからこそ、私は今回、ルメール様に逆らってみたい。これは反抗ではない。愛深きゆえの理解による「消し」なのだ。

なお、ルメール様の取捨に全精力を注いだので、他の馬については何も考えていない。
印もサイコロを振って決めたので、参考にされないように。

◎カルロヴェローチェ
◯カフジテトラゴン
▲モズメイメイ
△ブーケファロス
△ショウナンハクラク
△クムシラコ

(文●中毒じゃない象さん)

【了】

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