小早川涼風の予想

◎　ドラゴンヘッド
○　バラジ
▲　ドゥラドーレス
△　ギャラクシーナイト
△　シリウスコルト
△　シルトホルン

今年の七夕は「それ4がなくなりますように」という、向こう様からしたらなんとも身勝手な願い事をかけた。しかし荒れる夏競馬でそれ4をやられた時の精神的ショックは計り知れないため、是非とも織姫と彦星にはこの願いを叶えていただきたい。

本命は2走前の信濃川特別の内容が良かったドラゴンヘッドを推す。このレースは1000m通過が62.1秒と言うスローペースで後方の馬には出番がない展開と思われたが、10頭中9番手から見事に差し切り。上り3Fもずば抜けて1位だった。
しかもこの時の上り3Fの内訳は、前週に行われた新潟大賞典に匹敵するもの。さらに前走は同じ福島芝2000で8着だが、直線は詰まる不利に外に出した分ブレーキがかかった。それでメンバー中3位の上りを叩き出しているのだから価値がある。十分にこのメンバー相手でも通用すると見た。

対抗にはバラジ。こちらも福島民報杯では一瞬前が詰まりながら2着まで来ており、勝ち馬シリウスコルトとはコンマ2秒差。今回は同馬から斤量2.5キロの恩恵もある。加えて鹿戸雄一×荻野極のタッグには、先日おめでたい報告もあった。義父の管理馬に乗るなら気合の入り方も違うはずで、そういう面でも期待したい。

勿論、人気しそうなドゥラドーレスも抑えないわけにはいかない。同馬はレガレイラの兄で、3歳時にはダービー馬候補とも言われた素質馬だ。ここでの初タイトルも十分にあり得るはず。「銀河」が名前に入るギャラクシーナイトも怖い。ここ数戦は明らかに展開が向いておらず、好位から脚を伸ばせればチャンスはある。

（文●小早川涼風）